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みんなの「医学」ブログ

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<Medical Dynamic Stretchingの実際G救済>
■引退したアスリートの危機 問診票で患者のスポーツ歴を調べるようになって、過去にアスリートとしての経験が濃密な患者程、引退後に急激な身体的不調を患っている傾向が強いということに気づかされた。おそらく、引退によって急速な神経伝達機能の低下を来し、アスリートとして築き上げた強靭な筋肉が弛緩不全を生じて、通常人よりも過大な負荷が骨格に加わることで、関節破壊を招いているものと考えられた。 ...続きを見る

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2017/02/18 17:43
<Medical Dynamic Stretchingの実際F注意点>
■本当の治療とは 近年、インターネット上では柔道整復師たちが異口同音に、筋力強化が治療法として間違っていることを堂々と宣言し始めている。彼らは整形外科学に染まっていないので、自分たちの実感に基づいて筋力強化が間違っていることを悟ったのだろう。まじめに治療家として研鑽を積んでいれば、気づいて当然の話。本当は筋力強化ではなく、筋肉の弛緩を促すことの方が治療になるのだ。 ...続きを見る

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2017/02/16 12:28
<Medical Dynamic Stretchingの実際E頸椎>
■フローズン・ネックの治し方 ある朝突然、起床時から首の痛みで頸椎が可動域を失い、借金があるわけでもないのに首が回らなくなってしまう病気がある。フローズン・ネックだ。小児の場合、リンパ節炎を原因とする炎症性斜頸であることも考えられるが、成人の場合、ストレート・ネックや後弯の重症化によって生じている場合が多い。それは斜角筋の弛緩不全によって生じているため、斜角筋をターゲットにしたMDSが著効するのであるが、初診時には筋組織内脱水が高じている場合がほとんどなので、無理やりMDSを試みるべきではない... ...続きを見る

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2017/02/15 18:04
<Medical Dynamic Stretchingの実際D前腕>
■へバーデン結節の治療 ある病気で、手の外科の専門医から大学病院を紹介された挙句、そこでも装具を渡されただけで、歳のせいだから仕方がないと諦めるように言われた患者が当院を受診してきた。患者の病名はへバーデン結節。手指の遠位指節間関節に生じる変形性関節症だ。一般的には女性に多い変形性関節症なので、ホルモンが関係しているだとかなんとか、怪しげな理屈で説明を試みられている病気である。ありふれた病気であるにも関わらず、手術が不要であるため、リウマチと異なり、整形外科の外来では、さほど本気で取り扱われる... ...続きを見る

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2017/02/13 00:53
<Medical Dynamic Stretchingの実際C肩>
■予防手段としてのMDS これまで治療法として紹介してきたMDSであるが、筋肉に生じた弛緩不全を解消するという効果に鑑みれば、MDSは怪我や病気の予防法としても効果が高いということが示唆される。実のところ、スポーツ選手が患う肩腱板損傷や膝前十字靭帯損傷、あるいは半月板損傷は、単なる不運によってもたらされているのではない。怪我に至るお決まりの道筋を辿っている場合がほとんどなのだ。故に、その道筋に変更を加えることができさえすれば、それらは全て回避できる可能性がある。 ...続きを見る

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2017/02/02 12:44
<Medical Dynamic Stretchingの実際B功罪>
■筋力強化が治療になるのか ここまでMDSの効用と筋力強化の弊害について論じてきたが、脱力が肝心だ、などと言ってみたところで、なかなか理解が得られぬ相手も多いに違いない。多分、その急先鋒は同業者である整形外科医だ。実際、筋力強化を目的とした現行の運動療法でも、それなりの治療効果が認められるからだ。ここでは、何故、既存の運動療法が筋力強化を目的としていても症状を改善させてしまう場合があるのかについて論じてみる。 ...続きを見る

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2017/01/30 14:55
<Medical Dynamic Stretchingの実際A膝と腰>
■ダイナミック・ストレッチとMDSの違い 現在、ダイナミック・ストレッチはスポーツ前の準備体操のような位置づけにあって、医療現場でそれほど用いられているわけではない。なぜ、この方法に筋肉に対する弛緩作用があるかといえば、それは筋肉の収縮と弛緩とをコントロールする神経伝達機能の活性化が促されることによると考えられる。例えば、肘関節の屈曲を行う場合、主動筋となる上腕二頭筋には収縮を促す信号が中枢より送られる一方、拮抗筋である上腕三頭筋に対しては、抑制性の信号が送られることで滑らかな屈曲運動が可能と... ...続きを見る

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2017/01/27 14:13
<Medical Dynamic Stretchingの実際@序論>
■既存概念をを疑え 一般的に整形外科医は、変形性関節症の予防や治療の方法として筋力強化を推奨している。「関節周囲の筋力強化で、関節の運動を力学的に安定に保つことができるから」というのが、その主な理由である。これは、筋力低下と変形性関節症とは互いに関わりが深い(相関係数が高い)ということが学術的に証明されているため、まかり通っている理屈である。確かに、レ線学的に明らかな変形を認める症例が高齢者に偏るのは当たり前で、高齢者においては筋力が低下しているのも当たり前だ。つまり、両者の相関係数は、調べる... ...続きを見る

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2017/01/23 01:44
<水虫の画期的治療法>
水虫は白癬菌と呼ばれるカビが原因で起こる皮膚病である。よって入浴後に掻痒感が増悪するのは、適度に水分とエネルギーを吸収した白癬菌が活発化するからだ。 素朴に考えてみれば、相手はカビという生き物なのだから、軟膏などの化学物質による攻撃だけでなく、物理的な攻撃も有効であるはず。 ...続きを見る

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2016/12/14 00:24
<膝痛に大腿四頭筋訓練の摩訶不思議>
■患者を量産する大腿四頭筋訓練 これまで<エビデンスのない話>で述べてきたように、変形性膝関節症の直接原因は、膝関節をまたいでいる大腿筋群や下腿筋群の弛緩不全に相違ないと考えられる。よって、大腿四頭筋に負荷を与える訓練で、治療上、逆効果となるケースが生じても何ら不思議はない。実際、外来ではテレビに出演した著明な整形外科医の指導するスクワットを真似たり、他院で大腿四頭筋訓練を指導されて膝痛を悪化させた患者の来院が後を絶たない。そして、そういう患者に大腿筋群のMedical Dynamic Str... ...続きを見る

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2014/11/28 14:41
<線維筋痛症の予防と治療>
■線維筋痛症の正体 近年、有名アナウンサーの自殺によって、線維筋痛症という難病が巷でも広く認知されるようになった。この病気、一般的に診断が難しく、原因も不明で治療困難とされているのだが、これまで<エビデンスのない話>で論じてきた筋肉の慢性弛緩不全という概念で以って理解を試みれば、さほど難しい病気とは言えないかも知れない。町医者の素朴な実感でいえば、この病気の本態は、慢性的な脱水状態をその根本的な原因とする、全身の筋肉に生じた弛緩不全と、脳脊髄液圧減少症との合併症だといえる。 ...続きを見る

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2014/11/23 12:03
<エビデンスのない話・アフター>
■Medical Dynamic Stretchingという治療の効果 整形外科領域の慢性疾患の大半は、特定の筋肉の弛緩不全によって生じるということを論じた<エビデンスのない話>を最初に著してから二年以上の月日が経過した。当初、その内容には筆者自らも半信半疑の部分が少なからずあり、曖昧な表現でお茶を濁していた箇所もあった。しかし、ここ数年の臨床経験で、そうした曖昧さはほとんど払拭され、町医者の素朴な実感は確信へと変わった。自画自賛ではあるが、Medidal Dynamic Stretching... ...続きを見る

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2014/08/02 13:47
<関東に暮らす危険>
先日、地区の医師会があった。その席で東京から岡山に移住なさったばかりのある医師から原発被害に関する驚愕の事実を伺うことができた。 事態の深刻さは既においしんぼの鼻血表現ごときで騒いでいる場合ではなさそうだ。現実は切迫しており、子供を抱える若い親世代は一刻も早く関東を脱出した方が良いのかもしれない。 確かに、この種の警鐘は莫大な経済的損失を招くことになるという側面を持ってはいる。しかし、それがどのようであれ、愛するわが子の健康にはかえ難いことだろう。 ...続きを見る

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2014/06/03 07:55
<鼻出血と放射線>
西尾正道北海道がんセンター名誉院長の見解 ...続きを見る

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2014/05/14 08:28
<腰痛と生活習慣>
■腰痛の8割以上が原因不明という事実 脊椎外科のシンポジウムに参加して驚かされたのは、非特異的腰痛(原因のよくわからない腰痛)は腰痛患者全体の85パーセントにまで達するという報告のあったことだ。とすれば、整形外科医が日常で診る腰痛患者の半数以上は原因が定まらぬまま、適当に薬剤が処方され、やり過ごされていることになるわけだ。それでも軽症例は自然経過で良くなるかも知れないが、中にはそうでないものがあり、整骨院がその受け皿になっていたりもする。始末の悪いことに、整骨院で良くなってしまう症例も少なくな... ...続きを見る

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2014/03/07 12:28
<ある予見>
わが国においては、既に東海村の臨界事故によって、原発作業員が凄惨な被曝死を遂げている。 事実上、致死量に達する放射線を浴びた人間の命を救う医学的な手だてはない。 即ち、そのような患者は、たとえ病院に担ぎ込まれる幸運に恵まれたとしても、ただただ、のたうちまわって死への道のりを歩むより他ないのである。 ...続きを見る

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2013/06/20 20:44
<アスリートの救済B膝痛>
■腸腰筋の異常が大腿筋群に異常をもたらす 既に述べたように、腸腰筋に慢性疲労から生じる弛緩不全を抱えている場合、股関節の伸展位を十分にとることができなくなってしまうため、立位では股関節、及び膝関節で、わずかな屈曲位をとらざるを得なくなる。この結果、ハムストリングスや大腿四頭筋に継続的な負担が強いられることで、それらにも腸腰筋同様の弛緩不全が生じやすくなる。ここに膝屈伸運動に伴う負荷が加わることで大腿筋群の弛緩不全が重度となり、種々の膝痛をもたらす原因になると考えられるのだ。 ...続きを見る

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2012/12/11 18:41
<アスリートの救済A腰痛>
■腸腰筋の疲労が腰痛の原因 アスリートが慢性的に抱える腰痛は、その大多数が腸腰筋と呼ばれる筋肉の疲労によって引き起こされていると言ってよいだろう。それは主に大腰筋と腸骨筋でできており、前者は腰椎横突起から起こり、股関節をまたいで大腿骨の小転子に停止する大きな筋肉で、後者は腸骨の内面から起こり、同じく股関節をまたいで大腿骨の小転子に停止する筋肉だ。どちらも大腿の挙上、即ち股関節の屈曲を作用とし、姿勢維持に関わる筋肉だが、その大部分がインナーマッスルとして体内に隠れているため、あまり意識されること... ...続きを見る

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2012/12/06 13:15
<アスリートの救済@序論>
■スポーツ障害の予防 スポーツ界で活躍し、脚光を浴びるようになった選手が、その絶頂期に故障して第一線を退くのは、スポーツ界にとって重大な損失である。のみならず、故障さえしなければ、将来トップアスリートとして名を馳せる可能性を宿している少年少女たちが、訓練途上のつまらない怪我でその道を閉ざされてしまうのも同じことだ。この意味で、故障を予防するための方法には極めて重要な意義があるといえるにもかかわらず、意外とそのための方法は知られていない。その理由の一つは、怪我の専門家であるはずの整形外科医が、そ... ...続きを見る

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2012/12/06 13:13
<アトピー性皮膚炎の原因と治療>
■昔はなかった病気 先日、地元の小学校で行われた就学前検診に医師として携わる機会があった。漏斗胸と側弯の検診ではあったが、その際に痛感したのは、アトピー性皮膚炎の子供がとても多いという事実だ。アトピー性皮膚炎は現代病の一つで、日本が高度経済成長時代を迎えるとともに増加してきた奇病である。実際、ご年配方に言わせると、昔はほとんど見ることのなかった病気なのだそうで、それは生活の利便性の向上とともに増えてきたのだという。またこの病気、小児期から発症するものだけかと思いきや、成人した後、ある日突然発症... ...続きを見る

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2012/11/21 19:07
<エビデンスのない話Jおまけ>
■関節の捻髪音 時々、患者から関節を動かす際に生じる音の原因を尋ねられることがある。これも、キー・マッスルの弛緩不全という概念がありさえすれば、それに答えるのは容易だ。弛緩不全に陥った筋肉の起始、停止間に横たわる関節では、その軸圧が高じるために、関節軟骨同士が押し付けあって、ある種の結合を生じていると考えられるが、その結合が解かれる際に音を生じているだけの話ではないだろうか。たとえるなら、吸盤をはがす際に生じる音がそれだいえる。裏をかえせば、音の訴えがある関節をまたぐ筋肉には、弛緩不全が存在す... ...続きを見る

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2012/02/28 14:42
<エビデンスのない話I終わりに>
■町医者の実感 既知の見解もいくらか含まれてはいるが、本稿は概ね町医者の診療経験と素朴な実感のみに基づいた論考である。その内容は既に専門化された複数の領域にまたがる提言であるため、本稿の全体像を一度に公の舞台で報告する機会はないかも知れない。しかしながら、そこに一抹の理が宿るなら、将来、これまでの整形外科の保存療法のいくつかは変更を余儀なくされることだろう。 ...続きを見る

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2012/02/26 20:00
<エビデンスのない話H下肢の疾患>
■小児における股関節疾患の原因 股関節に軸圧を加えるキー・マッスルは、腸腰筋以外にも大中小の臀筋や、梨状筋、大腿直筋などがある。それらの弛緩不全が幼少期の骨格に作用することで生じる疾患としては、単純性股関節炎やペルテス病を挙げることができるかもしれない。ペルテス病は比較的活発な男児に多いことが知られているが、それが示唆する通り、股関節周囲筋が、高所から飛び降りるなどの小外傷や疲労の蓄積による過緊張性の弛緩不全を呈していると考えられる。ゆえに、それは関節にかかる軸圧が高じて大腿骨頭に阻血性壊死を... ...続きを見る

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2012/02/26 17:05
<エビデンスのない話G上肢の疾患>
■反復性の牽引ではなく、持続的な牽引が原因 これまでの理屈から、上腕骨外側上顆炎、あるいは内側上顆炎は、その名から明らかなように、上腕骨外側上顆、内側上顆を各々起始部とする筋肉群の弛緩不全が原因の疾患であるといえるだろう。それらの慢性的な弛緩不全に伴う持続的な筋収縮が牽引負荷となって、同部に炎症を生ぜしめているだけの話だ。 病初期では、せいぜい筋腱付着部周囲に動作時の痛みを感じる程度だが、病態が進むにつれ、当該筋肉のまたぐ関節にかかる軸圧の高値持続が、関節それ自体の炎症や変形を招来する。その... ...続きを見る

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2012/02/25 14:36
<エビデンスのない話F五十肩の原因>
■五十肩とは もともと、五十肩というのは慣用名であり、病態生理を反映した病名ではない。多くは、加齢以外に特別な原因を認めることのできない外傷なき肩痛を指してこう呼ばれ、実際は肩関節周囲炎であるとか、腱板炎などと診断される。鑑別疾患としては結晶誘発性の炎症や頚椎症性神経根症などが挙げられるが、ここでは肩原発の慢性疾患について、その原因を考察してみる。 ...続きを見る

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2012/02/22 19:19
<エビデンスのない話E肩こりの原因>
■斜角筋の弛緩不全 これまでの理屈は人体の他の部分であっても応用が効く。例えば、腰痛のキー・マッスルは腸腰筋であったが、同じ脊椎である以上、頚椎にも同様なキー・マッスルがあると考えられる。それは斜角筋だ。 斜角筋には、前、中、後の三つがあり、各々第三頚椎から第六頚椎、第三頚椎から第七頚椎、第五頚椎から第七頚椎の横突起を起始部として、前二者は第一肋骨に、あとは第二肋骨に停止する。その作用は吸気時の肋骨挙上であると同時に頚椎の前傾前彎に関わり、片側のみの収縮で同側に頚椎を側屈させる。 基本的に... ...続きを見る

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2012/02/20 19:14
<エビデンスのない話D解決法>
■腸腰筋の弛緩不全は股関節疾患にも関わる 腸腰筋の弛緩不全が引き起こす疾患には変形性股関節症も挙げられる。力学的に考えれば、同筋の弛緩不全は股関節に対しても軸圧として作用するので、これは当然の帰結である。その前病変となり得る臼蓋形成不全症では、形態的には長期間同じ状態が続いているにもかかわらず、実際に股関節痛を発症するのは30〜40代からで、発症後は将来の股関節変形を見越して骨盤回転骨切り術の対象となる場合が多い。つまり、加齢に伴う股関節周囲筋の筋力低下が原因で痛みを発症し、病状が進行すると一... ...続きを見る

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2012/02/17 14:18
<エビデンスのない話C弛緩不全の種類>
■疲労性の弛緩不全 筋肉の機能不全をもたらす原因は、大別して筋原性と神経原性に分けることができるだろう。そこで、整形外科領域で扱う疾患のうち、特殊な遺伝性疾患を除くと、筋原性の機能不全の原因の一つとしては反復性の過剰刺激、即ち、使いすぎで生じる疲労性の弛緩不全を挙げることができるかも知れない。 例えば、サッカー少年には分離症が多いといわれるが、この競技においては大腿の挙上を頻繁に繰り返すので、疲労性の弛緩不全が腸腰筋に生じ易いと考えられる。さらに、旺盛な回復力によって腸腰筋筋力それ自体が強化... ...続きを見る

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2012/02/17 14:17
<エビデンスのない話B腰痛の原因>
■筋筋膜性腰痛症の原因 腰痛の原因としてもっとも多いのは筋筋膜性腰痛症である。そして、それを漠然と腰部固有背筋由来の症状だと考えている整形外科医は少なくない。だが、町医者の素朴な実感から言えば、腰痛の原因となっているのは腸腰筋の弛緩不全である。確かに、圧迫骨折などの外傷を契機とする腰痛であれば固有背筋由来の症状を考えてもよいだろう。しかし、そのような場合を除くと、たとえ固有背筋に痛みを伴っていたとしても、それは腸腰筋が弛緩不全を呈した結果、二次的に症状を患ったものである場合が多いといえる。 ... ...続きを見る

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2012/02/17 14:16
<エビデンスのない話A膝痛の原因>
■加齢や反復性の負荷が慢性疾患の原因なのか 変形性関節症や腰椎椎間板ヘルニアは慢性疾患の形態をとる。このため、人工関節やヘルニア摘出術といった外科的治療は主に病期の後半、そのエンド・ステージで行われることになるが、それらには必ずそこにいたるプロセスが存在する。この過程の中にこそ原因が潜んでいるのだが、多くは加齢現象や力学的な反復性の負荷が原因として片付けられてしまっている。 ...続きを見る

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2012/02/17 14:15
<エビデンスのない話@医者の喜び>
■外科医の盲点 医者の喜びとは患者が治ることである。即ち目の前の患者が笑顔で医者のもとを去っていくことだ。これは専門科を問わず、あるいは勤務医、開業医の別なく、何ら変わることがない。その喜びを得るため、これまで整形外科領域においても数多くの目覚しい業績があげられてきた。学術集会では幾多の有益な報告が行われてきたし、今後もそうであるだろう。それらの蓄積が整形外科の発展を通じて大勢の患者の健康に寄与することは全く疑いのないことだ。しかしながら、その集会は、あくまでメスを握る外科医の集いであり、そこ... ...続きを見る

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2012/02/17 14:14
番外編No.3<健全な食事>
複数のサプリメント内服は肝機能及び腎機能に悪影響があり、注意が必要だ。 また、人体には吸収した物質の成分から生じる影響を緩和しようとする働きがあり、サプリメントのような直接的な摂取は、時にそうした生体反応に対する危険を意味する。 ...続きを見る

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2005/03/25 12:21

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