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zoom RSS <自然エネルギーが駄目でも脱原発>

<<   作成日時 : 2014/07/17 13:13   >>

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最初に英国から日本に原発が輸入される際、日本の火力発電は他国に比較して効率が良いので、原発でエネルギー効率が上がることはないという調査結果が正力松太郎氏に報告された。しかし、氏はその事実を握り潰し、中曽根康弘氏とともに日本の原発推進を行ったのである。だが、このとき英国の原発設計は日本に頻発する大型地震を想定したものでは全くなかった。故に、湯川秀樹博士ら物理学者の多くは原発推進に慎重であったが、原発の安全性や効率がどうであるかという科学的事実よりも政治判断が先行し、おそらくは将来の核武装を見越して今日の原発大国日本が築かれたわけである。

そして、歴史は原発が高効率で安全という主張の欺瞞を暴き出した。事故が起こった場合の原状回復費は天文学的数字となり、他の電源の比ではなかった。そもそも、核廃棄物を数万年単位で安全に管理できる場所など国土の狭い日本にはない上、廃炉技術が未確立のままなのだ。つまり、原発に頼るというのはブレーキの効かぬ車に乗って出かけるようなものなのである。

確かに、自然エネルギーの効率に関しても数々の欺瞞があり、それらは容量依存性にプラントが巨大化してしまうのを避けられず、原発の代替エネルギーとして考えるのには無理がある。しかしながら、自然エネルギーが駄目だから脱原発をすべきでないなどという主張は愚論の極みだ。化石燃料の採掘技術の向上により、当面、火力発電でエネルギーを間に合わせることはできるからだ。原発が負の遺産である以上、いかなる経済的負担を背負ってでも未来の子供たちのために脱原発を進めるべきであり、断じて目先の損得勘定でもって原発を推進すべきではない。

一方では、火力発電に伴う二酸化炭素排出による地球温暖化を懸念する声もあるが、もともと人為起源二酸化炭素地球温暖化説の是非は石炭産業界の御用学者と原子力産業界の御用学者がはじめた論争に過ぎず、そこには必ずしも科学的根拠があるとは言い難い。現に大気の二酸化炭素濃度の増減は、地球気温の変動に追随しており、先行するものではないというエビデンスが存在する。原発推進派の主張にみられる虚偽と欺瞞の数々の背後には、原発利権に群がる金の亡者の存在がいつも見え隠れしているようだ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
先生のおっしゃる通りに、地球の長い温度変化の歴史では、温暖化が先にあり、二酸化炭素の増加は後なんですね。
さとし君
2014/07/25 03:26
いつもコメントありがとうございます。地球気温が上がると、海水中の炭酸ガスが大気中に拡散されるので、二酸化炭素濃度が上がります。また、気温が下がることで、大気中の炭酸ガスが海水に溶けるので二酸化炭素濃度は下がることになるのです。歴史的にも、太古の地球の大気は今よりずっと炭酸ガスの濃度が高かったわけですが、それで天井知らずに地球の気温が上昇したかと言えば、そんなことはありませんでした。歴史に鑑みる限り、人為起源二酸化炭素による地球温暖化説は穴だらけの理屈だと小生は思う次第です。
SHO
2014/07/25 23:23

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