眠れぬ夜に思うこと(人と命の根源をたずねて)

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zoom RSS <黄金週間の憂鬱>

<<   作成日時 : 2013/05/14 12:29   >>

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今年の黄金週間は長崎を親子三世代で観光した。その道中、平和記念公園や原爆資料館を回った際、そこでの会話から親たち(昭和17年生まれ)の歴史認識に愕然とさせられる場面があった。

かの大戦で、米国は空襲で民間人を大量に虐殺するだけでは飽き足らず、二度にわたって原子爆弾を非武装市民の頭上に投下し、都市をまるごと消滅させるという、人類史上かつてない冷酷かつ残虐な行為に及んだ。その結果、日本国民を人質にとられた格好となってしまった天皇陛下の苦渋のご決断によって終戦を迎えるに至ったと認識する小生に対し、親たちのそれは、初めからかなうはずのないアメリカに戦争をしかけた日本の軍国主義こそが原爆投下を招いた諸悪の根源だったという、一方的なものだった。

日本がなぜ戦争しなければならないところまで追い詰められていたかという洞察などどこへやら、彼らによれば、戦争なのだから何をしてもされても仕方がなく、日本人も中国をはじめアジア諸国で悪いことを沢山したのだから原爆投下もやむを得ない・・・のだそうだ。いわゆる、南京大虐殺や従軍慰安婦問題のことを指しているのだろう。終戦後、日本人による復讐を恐れたアメリカは米国に対する日本人の怨恨の芽を摘もうと必死で、そのために日本の軍国主義を諸悪の根源とする歴史教育が徹底して行われるようになったのだ。

GHQによる占領政策の一環で、こうした洗脳教育を施されてきたこの世代にとって、アメリカはこれまでも、そしてこれからも、世界で最も頼れる紳士の国なのである。実際、戦後の日本の復興と繁栄はマッカーサー元帥のおかげであるというのが父親の持論だ。こういう世代の大多数が、日米同盟死守こそが国防の要であるなどと本気で信じているのだろう。まっとうな感覚からいえば、非道な手段で自分たちの親兄弟、女子供を無差別に殺戮してのけた連中に自身の身の安全を委ねるなど正気の沙汰ではないのだが、そういう感覚が全く麻痺してしまっているのである。もっとも、皮肉な見方をするなら、世界でもっとも悪質な国家と同盟を結んでおけば、ひとまずそこを敵に回すことがなくて済むので安全だとはいえるのかも知れないが。

・・・まあ、良い。せっかくの楽しい旅行を口論で台無しにするのもどうかと思われ、双方、それ以上持論を展開することなくその場をやり過ごしたのだった。多分、この世代に対して、南京大虐殺が東京裁判でにわかにでっちあげられた与太話だったなどと説明してみたところで通じるはずもないし、東京大空襲や原爆投下にみられるような、非武装民間人を標的にした軍事行動が当時から既に違法(っつーか、人道上ありえない選択で、それを行った国家国民、民族のモラルを疑う)で、どれほど野蛮かつ卑劣な行いであったかについて力説してみせたところで、戦争だから仕方がないの一点張りで終わってしまうのが落ちだ。

戦争だからこそ、どちらかが一方的に悪いなどということはないはずなのに、日本が悪かったのだと本気で信じているのである。それどころか、日本が無謀であったことが悪いのであって、アメリカは紳士的だなどと平気でのたまうのだから、英霊たちは浮かばれない。この世代には骨の髄までGHQの洗脳が行き届いているのだ。
実際、戦争だから何をしても許されるなどということはなく、当時でさえ、ハーグ条約にみられるように戦争は政治的手段の一つとして、それなりのルールとマナーを持ってはいた。つまり、禁を破った米国は反則敗けで、東京裁判など茶番も甚だしいわけである。日本はかの戦いで敗けていないなどと言ってしまえば親子喧嘩を免れることはできまいが、少なくとも日本の総理大臣になるような方には、そのように思っておいてもらいたいものだ。

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