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zoom RSS <脱原発は非現実的か>

<<   作成日時 : 2012/12/11 18:42   >>

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先日、たまたま石原慎太郎氏のインタヴューを観る機会があった。氏の言い分によれば、脱原発は日本経済を疲弊、破綻させてしまう恐れがあるとともに、脱原発のために火力発電を増やすなら地球温暖化を促進してしまうので、現実的ではないとのことだった。だが、果たして本当にそうなのだろうか。

もともと、日本の原発は将来の核武装を見越して造られた技術の保管庫であるという見方ができなくもない。なぜなら、原発は表向きの目的たるエネルギー供給において、もっとも危険かつ非効率的だからだ。揚水発電所の建設、及びそのランニングコスト、廃炉にする過程で生じるコストなどなど、計上されないコストを全て勘案してそのライフ・サイクル全般でみれば、とても効率的とは言いがたいのである。未来に先送りされた分のコストを差し引けば、どうにかこうにか火力よりわずかにマシというだけの話なのであり、原発の効率なるものは、その安全性についてもそうだが、所詮、目先の10年、20年単位の話でしかない。核廃棄物の処理方法にしたところで、現状ではただ埋めるだけで、そもそも処理になっていない上、福島の例をみてもわかる通り、事故が起こった場合の原状回復費に至っては天井知らずなのである。原発に何かメリットがあるとすれば、核兵器に転用可能なプルトニウムが得られ、かつ、核兵器製造技術を温存できるといった程度のお話。
つまり、原発は将来に見込まれるリスクとコストの両方に目を瞑ることで、かろうじてその体裁を保った欺瞞の結晶といえるのだ。

にもかかわらず、国土を未曾有の危険にさらしながら、それでも原発が造り続けられてきたのは、その目的が将来の核武装にあったということと、それが公共事業としての側面を持っていたがゆえに、政・官・業・ヤクザが一体となって原発マネーにたかってきたためだ。高コストの原発を造っても電力会社が損をしないように、電気料金にコスト分を上乗せできるよう、法律まで整備されていたのである。
即ち、もともと造ってはいけないものを無理やり造り続けてきたから、原発依存社会ができあがってしまっただけの話なのだ。ゆえに、そこから大きく舵を切るためには、相当な犠牲が強いられるのは止むを得ないことだろう。よって、「廃炉にするにも金がいるから稼動させた方がマシ」などという意見は、乱暴で近視眼的であることこの上もない愚見と言わねばなるまい。負の遺産を放置するか否か、長期的な視点が必要なのだ。
そもそも、国家のリーダーに問われる資質とは、50年、100年単位の長期的展望があるかどうかだ。この意味では、原発存続論は近視眼的視座でしかモノを考えられぬ大衆の言に過ぎず、原発安全神話を吹聴してきた御用学者らの主張そのものだといえよう。人の良い文系出身者は、御用学者と呼ばれる狡猾な理系出身者のでっちあげた話に騙され易いのである。

でっちあげといえば、二酸化炭素地球温暖化論もまた、IPCCによってでっちあげられた与太話である可能性がある。定量的に考えれば、地球の気温にもっとも影響を与えているのは、太陽の活動や火山活動であるはずが、今や二酸化炭素地球温暖化論は社会常識化しているため、そこに異を唱えるのは難しい状況だ。
これを大衆に常識として刷り込んだマスコミの罪はきわめて大きいといえるが、所詮はマスコミも文系集団であり、狡猾な理系出身者の姦計を退ける術を持たなかっただけの話なのかも知れない。
ゆえに、脱原発が本当に非現実的であるかどうかについても、御用学者たちの言説に惑わされぬよう、十分な注意が必要である。ホンモノのリーダー諸氏の健闘に期待したいものだ。

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