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zoom RSS <ヨネックスオープンジャパン2011観戦記その1>

<<   作成日時 : 2011/09/28 13:28   >>

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年一回、日本で開催される唯一のメジャーな国際バドミントン大会として、ジャパンオープンがある。今年は第30回の記念大会。しかもオリンピック直前の大会ということで、レベルの高い試合が期待された。実際、オリンピックを境にして多くの名選手が引退する傾向にあり、オリンピック後の大会は前年に比べて見劣りするケースが多い。
そこで渋る家族をなんとか説得し、決勝戦の一日だけを一人観戦しようと目論んだ。土曜の仕事を休んで秋分の日から三連休とした後、最初の二日を家族サービス(旅行)にあてがったのだ。それでも、大会観戦を決行するに際し、倅からは二泊三日で遊べないことに難癖をつけられ、カミサンからは、ほとんど狂人扱いを受けざるを得なかった。

岡山から上京して最初から観戦するためには朝6時過ぎ始発の新幹線「のぞみ」に乗り込むしかない。決勝当日は朝5時20分起床。5時40分、前日から予約していたタクシーに首尾よく乗り込むと、岡山駅へ。薄暗い秋の早朝、散歩しているご近所さんは結構多い。当日は町内運動会が催されることになっており、出場要請も受けてはいたが、出張を理由に断っていた。
みどりの窓口で当日の乗車券と特急券を往復で購入。出発5分前に乗り込むものの、始発ゆえに自由席はまだ空いていた。一路東京へ。ほとんど瞑想状態で9時半過ぎ、東京駅に到着。中央線快速でお茶の水駅まで赴き、総武線に乗り換え千駄ヶ谷駅で下車。駅をでると、目の前に東京体育館があった。なんとか十時過ぎに入館できたが、S席は目ぼしい席がすでに埋まっており、最後列に座らざるを得なかった。本戦は12時、女子ダブルスからのスタート。
今回お目当ての男子シングルス決勝、特に期待していたリー・チョンウェイ対リン・ダン戦は、残念ながら準決勝でリン・ダンが棄権したため、チェン・ロンという、聞いたこともない選手がリー選手の相手に決まっていた。一方的にリーが攻めて終わる凡戦を心配したが、これは全くの杞憂となった旨、後に詳述する。

本戦までは被災地東北の少年少女対スタープレーヤーのエキシビションマッチが営まれ、会場を和ませた。印象に残ったのは、田児選手の相手をした男の子。田児選手の体勢が一瞬崩れた好機にスマッシュを打ちにいくかと思いきや、バック奥へクリアーして、さらに体勢を崩しにかかるあたり、大器の片鱗をうかがわせた。実際、自分があのコートに立ったとしても、あそこまで落ち着いてプレーできるものか、大いに疑わしいところだ。小学2年の女の子の相手をした潮田選手は、「来年はイベント要員としてではなく、選手としてここに立ちたい」とユーモラスにコメントしていたが、それはつまり、ロンドン五輪の後も引退しないということなのかと一安心。

田児選手といえば、今年は随分と身体が引き締まっており、Jスポーツで観たリー選手との試合も第一セットを奪うなど、去年と比べて格段に成長を遂げていたのが印象的だった。惜しむらくは、自らのプレースタイルに拘るあまり、攻撃的に振舞う場面の少ないこと。確かに、スマッシュ&ネットではリー選手やリン・ダンに敵うことはないかもしれないが、それでも、試合の中では苦手な攻めを繰り返さねばならぬ場面もある。苦手な攻めを用いればこそ、得意なスタイルも生きることになるからだ。それに鍛錬次第では不得意な攻撃のパターンが、いつの間にか得意なパターンになってしまう場合もある。まだ若いのだから、自分のスタイルを下手に限定しない方が良い。実際、今日トップに君臨するプレーヤーたちは、皆極めて高次元のオールラウンダーなのだから。

そんなことを考えているうち、ついに待ちにまった本戦が始まった。女子ダブルスは、失礼ながら男子ダブルスに比べて見劣りがするために眠くなってしまうことが多い。だが、今回はなかなかに見応えがあった。特にチャイニーズタイペイのチェン・ウェンシン選手は試合巧者で、創造的なショットが攻守に冴えわたっていた。試合自体はファイナルの末、中国ペアに敗れはしたが、勝った中国選手よりも印象に残ってしまった。そして、その印象が正しかったことは、後で行われたミックスダブルスでの優勝という形で証明されたのだった。

残念なことに、この試合、はっきりそれとわかる線審のミスジャッジがあった。判定直後、東側の大型ビジョンにライン際のスロー再生があり、はからずも線審自らミスを確認することとなった。
その場面は、さながら公開処刑のようでもあり気の毒な気もしたが、本当に気の毒なのは不利な判定を受けた選手の方である。これほどミスが明らかでもジャッジが覆らない現行のルールには問題があるといわざるを得ない。
確かに、線審もまた人であり、ミスはつきものである。しかし、こうした場面が重なると、選手、観客ともに不信感が募り、試合結果に対して消化不良を起こしてしまうのを避けられない。
よくよく見れば、審判団はご高齢の方々が多数を占めており、歳を重ねるごとに動体視力の衰えが著しくなるのは医学的事実でもあるため、こうした結果を招いたのは当然ともいえた。
しかし、ここは地域のバドミントン大会とはわけが違う。お金をかけさえすれば映像で追認できるのだから、今後はビデオ判定を本格的に導入するなど、ルールの改善が必要だろう。そして、その思いは、次に行われた男子シングルス戦で、いっそう強くなるのだった。

続く

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