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zoom RSS <どうして原発なのか>

<<   作成日時 : 2011/04/15 08:42   >>

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原発に関する議論で最も不可解なのは、原発を必要とする前提だ。多くの考察で「原発は必要である、それは石油が枯渇した後のエネルギーに原発が必要だから」という誠に根拠なき思い込みが前提なのだ。なぜ、石油枯渇後のエネルギーが原発でなければならないかの議論がすっぽり抜け落ちてしまっている。せいぜい、「資源と技術を他国に頼らずに済むから」といった程度で、原発でなければならぬ理数的な考察がない。
巷で最も多く見られる「大きな電力需要を満たすのには発電量の大きい原発が必要」などは論理を知らぬ痴人のコトバに過ぎない。
これほど地震が多く、しかも手狭な国土に、なぜ原発が造られねばならないのか、それだけのリスクを背負うための根拠が実に乏しい。

ちなみに、ウランの埋蔵量からいって、現在のエネルギー需要を全て原子力でまかなおうとすれば、40〜50年で枯渇するともいわれている。そして、この矛盾を押し隠すために核燃料サイクルなる新たな欺瞞がこしらえられた。使用済み核燃料で発電するというものだ。
けれども、使用済み核燃料の再処理には当然ながらエネルギーを入力する必要があるだけでなく、安全面においてもさらなるコストがかさむので、原発のライフサイクル全体でみれば、決して効率的とはいえないという指摘がある。実際、安全性の不備を理由にフランスはこのテクノロジーから撤退した。最大のメリットはといえば、核兵器に転用可能な高純度のプルトニウム採取が容易であることぐらい。最大の難点は、一度暴走しはじめたら最後、通常の原発の抱えるリスクなど比較にならぬほど危険であるということ。事実上、人間の手には制御不能なのだ。

そもそも、原発維持には火力発電など、オンオフの容易な他の電源が欠かせないだけでなく、そのテクノロジー自体、石油化学製品を抜きには維持不可能なので、化石燃料の枯渇は原発の終焉をも意味するといわれている。もっとも、同じことは太陽光発電や風力発電などにもいえることだ。
また、効率が良いだとか、クリーンであるだとかいう理由は、今回の災害で、その欺瞞が明らかとなった。

つまり、化石燃料に代わるエネルギーが原発でなければならぬ理由が実に曖昧なまま、国策は原発にGOサインを出してきたといえるのだ。
原発を次世代エネルギーとしたことが学者の出した結論であったとしても、そうした議論を行う連中は業界の御用学者に過ぎず、それが正しい判断であったかどうかについては懐疑的とならざるを得ない。政官業の癒着の前に、科学的真実が二の次、三の次となることはよくあることだからだ。原発の有用性について深くを問い詰めないのは、大衆の故なのだ。まずは目先の利益が優先される。

結局のところ、原発が存在する目的はエネルギーではなく、核武装のための“技術の保管庫”という見方が妥当ではないだろうか。
原発を大政奉還してみたところで、それが抱える本質的な問題は何も変わらない。要は原発と心中するのが誰になるかというだけの話だ。


本澤二郎の「日本の風景」(730)より
<引用開始>

<大勲位が大連立主導> 
 「いまさら中曽根に政治的影響力があるのか」と言う疑問が一般的である。そう思うのが自然であろう。その通りなのだが、中曽根にはマスコミという武器を手にしている。彼は若くしてそのことをいち早く気付いて、盟友のナベツネを読売Gのトップにする工作を推進してきた。ここが並みの政治家との違いである。
 政治権力とマスコミの連携が大勲位を92歳にして、未だ存在感を高めさせている理由なのだ。中曽根工作は必ずナベツネを経由して進行する。大連立を拒絶する谷垣とその周辺に対して、ナベツネ工作が強力に進行した、と筆者には目撃出来るのである。
 ナベツネと大勲位は、官邸の奥深く入り込んで側近の原発推進派の与謝野馨を、民主党菅内閣の大臣として送り込むことに成功した。彼は「電力料金値上げ派」で有名だ。さらに総理と周辺を大連立派に懐柔した返す刀で、自民党総裁の谷垣を包囲してしまった。最後の締めくくりとして彼を大勲位の前に跪かせたのであろう。
 ことほどに危うい永田町なのである。戦前派に振り回される自民党ともいえるのだ。

<翼賛政治体制の教訓無視の史観> 
 中曽根は太平洋戦争において海軍主計中尉として活躍した。敗戦後、内務省に復帰したが、間もなく母校の恩師で極右学者の指示を受けて風見鶏の本領を発揮、政界に転じた。すぐさま若手青年将校の異名を手にした平和憲法解体派として有名になった。
 戦中派の多くは戦場での体験から反戦派ばかりだが、彼は違った。政権を担当するや、レーガン大統領のアメリカで「日本列島は不沈空母だ」と吹聴して改憲軍拡論を誇示したほどである。自民党きっての原発推進派でも知られる。原発から採取できるプルトニウムがお目当てだ、とする解説は今も残っている。
 日中戦争拡大の契機ともなった近衛内閣下の翼賛政治体制は、政党政治・議会主義の崩壊が狙いだった。国内の反戦派を封じ込めて、戦争体制の強固な構築が目的だった。
 92歳の老人は、この時のことを知っている人物である。血迷っている。それに籠絡される「市民派」の総理大臣というのも悲しい現実である。お話にならないだろう。2011年3月11日は21世紀であって、もはや20世紀ではないだろう。

<原発推進派> 
 佐藤内閣での中曽根初入閣ポストは原発担当の科学技術庁長官だった。彼の原発推進論は、平和産業という隠れ蓑でもって核兵器に転用できるプルトニウムを大量生産できるとの思惑からである。
 現在50数基ある原発を、政府の立場から推進してきた中曽根なのである。広島と長崎の教訓を反面教師にしてきた自民党政治家の代表格でもある。彼と与謝野の関係も興味深い。後者を秘書に引き上げて、それから政界に担ぎあげた主役である。ところが、母校の後輩である与謝野を日本原子力発電に就職させ、ウランに異常な関心を抱かせた張本人は、中曽根その人でもあった。
 彼の地元・群馬県に原発があるだろうか。あろうはずがない。さすがに支持者を裏切ることはできなかったのだ。いえることは中曽根・大連立論は、原発推進の流れを阻止したいだけではない。悲願の改憲軍拡、改憲核軍拡がお目当てだと筆者には見えて仕方がない。
 同じく自民党総裁を歴任した河野洋平は、中曽根・大連立論に抵抗している。彼は護憲・リベラル派だからである。まともなのだ。宮澤や宇都宮徳馬らが信頼を寄せた政治家で知られる。実父・一郎の河野派を一部継承した中曽根派に加わっての政界入りだったが、中曽根の政治体質とは水と油だった。すぐに同派を飛び出した。
 原発推進と改憲核軍拡論お目当ての大連立論に河野はNOなのである。

<核武装論者78歳を担ぐ自公> 
 興味深い都知事選挙に自民党と公明党は、党利党略丸出しで核武装論さえも公言してきた78歳の石原老人の4選を支持している。石原のセガレが自民党幹事長という構図なのだが、宗教政党の利権・野望は筆者にもよく理解できない。福島が駄目なら東京に原発を造ろうというのであろうか。原発による防災都市?がお目当てなのか。
 日本宗教界も混迷しているのだろうか。中曽根バブル経済の崩壊で崩落した日本経済は、比例して政界を混迷に陥れてしまっている。それは政府・議会の傘の下に隠れて、明治時代から甘い汁を吸ってきている「天皇の官僚」・霞が関・官閥の不条理な存在を露呈させている。このことが一番深刻で大事な視点であることを、内外の識者は理解する必要があろう。

<マスコミの罪> 
 余談だが、福島原発では公然と放射能水を海へと大量に流す決断をした。打つ手なし、なのだ。欧米人の力でも対策不能なのである。地震による施設の亀裂からは、高濃度の放射能が海と周辺に放射され続けている。人災の極みなのだ。
 昨日「日本は世界有数の科学技術立国と信じてきた。それが原発だったはずだが、どうして3週間経っても封じ込められないのか」という素朴な質問を受けた。海外からの国際電話で、である。
 大連立の野望は、ことが人類でもコントロール出来ない史上最大の危険物ゆえに、人類を欺く不条理な政治体制ともいえる。これを事情のわからない国民に宣伝するマスコミの罪も絶大である。
2011年4月5日10時00分記

<引用終了>

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