眠れぬ夜に思うこと(人と命の根源をたずねて)

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zoom RSS <バドミントン、ヨネックスオープンジャパン2007>

<<   作成日時 : 2007/10/04 12:54   >>

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バドミントンの国際大会、ヨネックスオープンジャパン2007をテレビで観戦した。今年のジャパンオープンは東京まで観に行きたかったのだが、大会日程をうっかり忘れていたため、テレビ観戦となってしまった。バドミントンがオリンピックの正式種目になってから顕著になった傾向だが、この大会は、オリンピックの前年がもっとも見ごたえのある大会となる。各選手が五輪に向けて調整しているので、五輪の前哨戦としてしのぎを削るからであろう。逆に五輪の直後にある大会はスカスカで、見ごたえのない試合が多くてつまらない。これは五輪を契機に有力選手が引退してしまい、各国の新人が顔をならべる結果であるのだろう。
そういう意味で今年は当たり年で、テレビで放送された男子シングルスの準決勝、決勝は期待にたがわぬ好ゲームとなった。

中国の世界ランク一位リン・ダン選手とかつての世界ランク一位、マレーシアのリー・チョンウェイ選手の対戦となった準決勝。第一セット序盤は最近の戦績が示す通り、リン選手のペースで試合が展開する。しかし、リン選手が11点で向かえたインタバルを契機に流れがリー選手に傾いた。線審のきわどい判定が続き、これらがことごとくリン選手に不利なことも手伝って、リー選手が6点差のビハインドをはねのけて第一セットをものにした。
第二セットになっても終始主導権はリー選手のままで、リン選手は豪快なスマッシュを打ち出すものの、ネットにひっかかるなどミスが目立ち、最後は危なげなくリー選手が勝利した。

リン選手といえば攻撃型のプレーヤーでありながら、攻撃型のプレーヤーにありがちな凡ミスが少なく、また長いラリーをひいて戦うこともできる高いレシーブ力を誇り、完成度の高い選手である。前回五輪、第一シードながら一回戦敗退という辛酸をなめたこともあり、地元中国開催の五輪にかける思いも強い。前回の五輪以降、ずっと好成績を残してきた彼が、この大詰めにさしかかって準決勝で敗北とは、いかに相手のリー選手が力をつけてきたかを物語るものである。
もともとこの二人のプレースタイルはよくかみあっていて、ラリーも長くなる傾向にあった。リー選手は完成度の高いオールラウンダーなのだが、攻撃で今一歩リン選手に及ばず、敗退することが多かった。
にもかかわらず、ここにいたってリー選手がリン選手を退けた理由は、リー選手の攻撃のバリエーションが増えたからではないだろうか。
リー選手は、ジャンプした高い打点からドリブンクリアーをリン選手のバック奥に多用していた。リー選手のジャンプは、本来ならスマッシュを打ってくるタイミングなのだが、ここをドリブンクリアーで抜いてくるので、リン選手はレシーブの虚をつかれ、徐々にリズムを狂わせてしまったようだ。
ドリブンクリアーそれ自体に決定力はなかったが、それでリン選手のペースが崩されてしまった感は否めなかった。

決勝戦、リー選手の相手は前回の五輪覇者であり、アジア大会も優勝と大舞台に強いインドネシアの国民的英雄タウフィック・ヒダヤット選手となった。
第一セットから互いに一歩もゆずらぬ激しい攻防が続き、勝負を決したのもきわどい線審の判定一本だった。これでセットを失ったヒダヤットだったが、第二セットに入ってからも冷静さを失わず、今度はこれをとりかえした。
前回のジャパンオープンでは決勝戦でリン選手に敗れたヒダヤットだったが、そのときの負け方をめぐっては物議をかもしていた。第一セットを競り勝ち、第二セットを惜しくも逃したヒダヤット。第三セットでよりいっそう熾烈な攻防が期待される中、その序盤でリン選手に大量リードをゆるしてしまうと、途中から全くやる気を失い、点数差がつきにくいラリーポイント制としては異例なことだが、21対3という大量点差がついて決着してしまったのだ。
このため、覇気のないプレーをしたことが観客に対する失礼にあたるとして非難を浴びることになった。

さて、今大会の彼は違っていた。第三セット中盤でリー選手に大量リードをゆるしたものの、最後まであきらめず、大会参加選手中ナンバーワンの華麗なバックハンドテクニックを織り交ぜながらリー選手に食らいついていった。リー選手がマッチポイントを迎えてからはそれこそ鬼神が乗り移ったかのごとき好ラリーを続け、観るものを魅了した。
しかしながら、20対19まで追いついたところで、ヒダヤット選手のスマッシュ時に運悪くガットが切れ、これをネットにかけてあえなく決着となった。
だが、負けたとはいえ、今大会も去年同様二位につけるあたりはさすがである。クールでクレバーなプレースタイルには定評があり、これを牽引する精神力にもぬかりはないようだ。この試合はリー選手がフィジカルの強さと強運で乗り切ったが、ピークをもっていくのはあくまで五輪だとでもいいたげなヒダヤットの負けっぷりに、勝ったリー選手よりも強烈な印象が残った。
次回五輪、私はやはりヒダヤットこそ優勝候補筆頭であると確信せずにはいられなかった。

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レイバン サングラス
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レイバン サングラス
2013/07/03 22:09

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